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明星大学大学院

心理学研究科
心理学専攻 臨床心理学コース

心理臨床実践を行うための
 基礎技能を習得する

臨床心理士 公認心理師
第一種

入試時期

年2回(9月、2月)

募集人数

心理学専攻(他1コース含む)全体で15名

出願期間

1期:2024年8月22日(木)~8月30日(金)
2期:2025年1月14日(火)~1月21日(火)

試験日

1期:2024年9月21日(土)
2期:2025年2月7日(金)

試験科目

専門科目、英語(辞書の持ち込み可)、面接試験

提出書類

研究計画書、臨床実践計画書

合格発表日

1期:2024年9月30日(月) 9:00
2期:2025年2月14日(金) 9:00

入試説明会

大学院オープンキャンパスを開催(7/21、8/6、8/17)

大学のオープンキャンパスが7/21(日)、8/6(火)、8/17(土)に開催されますが、心理学研究科も同日にオープンキャンパスを開催します。

教員や現役の大学生と個別相談やお話をできる機会に、高校生向けですが、体験授業も毎回2講座を実施します。(体験授業一覧は、こちらへ)

心理学部・心理学研究科のイベント時間:11:00~14:30(会場:28号館)

研究室訪問

明星大学心理学部の専任教員は、明星大学大学院人文学研究科心理学専攻(博士前期課程・後期課程)での教育も兼務しています。大学院入試への出願に先立って、オープンキャンパスの機会に教員と直接相談されることをお薦めします。

研究科の概要・特色

心理学研究科では、これまでの前身の人文学研究科心理学専攻が高度専門職業人として養成してきた臨床心理士に加え、心理学の研究と実践の両面の力を兼ね備えた公認心理師の養成を行います。このため、本研究科では、理論的・基礎的な領域と、実践的・臨床的な領域とを専門とする教育スタッフをバランスよく配置しています。

【臨床心理学コース】
博士前期課程・臨床心理学コースでは、多摩地域で初めて臨床心理士養成大学院第1種指定校の認定を受け、数多くの臨床心理士を地域に輩出してきました。今後は、公認心理師養成の拠点としての役割も担っていきます。

求める人材

【アドミッションポリシー】
(1)心理学の諸領域に関する幅広い基礎知識を有し、適切なデータ収集及び解析方法を理解できる人
(2)国内外の学術論文を読み、その内容を把握できる人
(3)人間の基本的な行動メカニズムや現代社会が抱える諸問題に関心を持ち、心理学の専門的立場から、それらの問題解決にむけた研究を行える人
(4)研究者あるいは実践家として、学術や社会の発展に貢献できる人
(5)実証的・化学的な心理学研究を遂行するために必要な一連の研究技法を身につけ得られた知見を学術論文としてまとめ、的確に発信できる人。

担当教員

臨床心理学系専任教員
●石井 雄吉 教授(病院臨床、表現技法、投影法)
【表現を用いた心理療法および投影法 心理アセスメント】
臨床研究は実践から生まれてくるものであり、クライアントの利益につながるものでなければならない。したがって、臨床研究者は、研究者である前に臨床家であるべきと考えている。これは本研究室に所属する院生に対し、何よりも伝えなければならないことと思っている。なお、院生の研究・実習は大学病院・精神科病院等の協力を得て行っている。研究領域は、主に青年期・成人期の精神疾患について、表現を用いた心理療法や投影法アセスメントである。

●小貫 悟 教授
【学校における心理臨床】
学校における子どもたちの不適応を研究テーマとする。このテーマは①スクールカウンセリング、教育相談などの手法・技法に関する研究、②通常学級に通う発達障害(LD、ADHD、高機能自閉症)への心理教育的アプローチの研究からなる。学校臨床の課題は学校現場のなかに入ってみないとわからない側面がある。本学のスクールカウンセラー・インターン制度などを利用して、臨床の生の体験から学ぶことを学生諸君には求めている。

●竹内 康二 教授(自閉症スペクトラム症、知的能力障害、行動的介入)
【障害児心理学、応用行動分析学】
応用行動分析学とは、社会的に重要な行動について、確実に影響する環境変数(要因)を発見し、それを巧みに実践に応用して行動改善の技法を開発する 学問である。この学問に基づいたアプローチによって、幼児期から成人期まで、 様々な発達の段階で生じる行動上の問題を分析し、具体的な支援方法を開発する。発達障害等の背景を持つ子どもやその保護者が対象になることが多いが、研究の焦点は行動と環境の相互作用であり、障害そのものではない。

●富田 新 教授(視覚認知、学生相談、スクールカウンセリング、メールカウンセリング)
【教育心理臨床、応用心理学】
もともとは認知心理学(視覚的注意、パターン認識)を専門としていたが、大学教員としてキャリアを積む中で、臨床心理学や応用心理学にも関心が広がっていった。現在の主な専門分野は、臨床心理学では、大学の学生相談を含めた教育心理臨床、応用心理学では、マシンインタフェースを中心としたユーザビリティ評価である。1人の人間を支援するためには、社会制度、物理・経済的環境、コミュニティの特質、生物学的疾患カテゴリ―、その人を取り巻く人間関係、その人自身の性格や価値観など、様々な要素に目配りしながら、その人自身に合わせた支援を展開してゆく必要がある。そういう意味では、支援者の側に、ある程度の視野の広さが要求される。研究者としての自分の特殊なキャリアを生かしながら、視野の広い心理臨床家の養成に少しでも貢献できれば、と考えている。

●福田 憲明 教授(臨床心理学、力動的心理療法)
【学校臨床心理学、臨床心理相談面接技法論】
学校臨床心理学では、学校における心理学的援助をいかに構造化し、実践していくかを、スクールカウンセリングや学生相談の心理臨床実践から検討する。個人への心理相談からグループアプローチ、さらに臨床心理学コミュニティ支援へと、広い視座で実践研究を行っている。心理相談面接に関しては、精神分析学と人間性心理学の立場から関係性やナラティブを鍵概念に検討することで、援助的な人間関係のあり方を探究している。またフォーカシング技法を通して、心と身体のつながりを検討することも関心のテーマである。

●藤井 靖 教授(心身臨床心理学、臨床ストレス科学、認知行動療法)
【心身臨床心理学、臨床ストレス科学、認知行動療法】
心理療法の一つである、認知行動療法(CBT)を専門としている。CBTの対象は領域横断的であり多岐にわたるが、心理社会的ストレスと関連が深い身体の不調である心身症(特に過敏性腸症候群)や拒食や過食を伴い、生命の危機にも係る摂食障害や、うつ不安を伴う疾患、不登校・いじめといった学校で見られる問題行動などを対象にした研究と臨床活動を行ってきた。またCBTは我々自身の日常生活や嗜癖、生活習慣の改善、ストレスのコントロールにも役立つ。知識の習得と実践を通じてその興味深さを体験していただきた。

一般心理学系専任教員
●岡林 秀樹 教授
【成人期における発達と適応に関する研究:生涯発達心理学】
成人期における発達と適応に関する研究に取り組んでいる。現在は、中高年夫婦の自己調節方略やパーソナリティが自分自身の幸福感だけではなく、配偶者の幸福感に及ぼす影響を明らかにすることに関心を抱いている。SOC(補償を伴う選択的最適化)やコントロールなどの自己調節方略が中高年期の適応にいかに有効に作用するのかについての理論的解明を目指している。実証的な調査研究に基づく縦断データやペアデータの解析が主な研究手法であるが、生涯発達心理学における研究方法論の確立についても関心を抱いている。

●境 敦史 教授(視知覚・聴知覚に関する実験現象学、知覚理論史)
【知覚心理学・知覚理論史】
認識とは、見たり聴いたりして、外界について何かを知ることであり、知られるべき何ものかと知る我々との相互依存関係としてこそ成り立つと言える。どのようにすれば、認識を最も的確なかたちで心理学的に理解できるのか。このことが、私の研究テーマである。特に、聴知覚の群化、聴覚を介した事象の知覚、運動の視知覚などについて、実験を行っている。また、アメリカの知覚心理学者、J.J.ギブソンの理論を実験心理学史の文脈から再検討することを軸に、知覚研究のあり方について考察している。

●柴崎 光世 教授(神経心理学、高次脳機能障害)
【神経心理学・認知リハビリテーション】
脳血管障害や交通事故などに由来する脳損傷の後遺症のなかで、近年、言語障害や記憶障害、あるいは注意障害といった高次脳機能障害に関心が高まっている。認知リハビリテーションは、神経心理学や認知心理学、及び学習心理学の領域で確立された理論を拠り所に、高次脳機能障害に対して治療的なアプローチを試みようとするもので、これに関する基礎的研究の一環として、特に、脳損傷者の前頭葉機能障害を中心に、その評価と訓練法について研究を行っている。また、最近は近赤外分光法(NIRS)や脳波を用いた人の高次脳機能に関する心理生理学的研究もあわせて実施している。

●林 幹也 教授(態度、態度形成、態度変容、評価、情動、社会的)
【社会心理学、社会的認知研究、態度の形成と変容】
態度とは、対象への”好き"あるいは"嫌い"の形式で表現される我々の傾向のことである。態度を測定したり変容させたりすることは、社会における人々の行動を予測・制御する上で必要なことである。研究テーマは、短時間のうちに、効果的な態度変容をもたらす方法を追求することと、その背後の過程を明らかにすることである。特に、近年開発された態度の潜在的指標(潜在的連合テストや情動的プライミング等)を活用した実験に注力している。

●佐藤 拓 教授(欺瞞的コミュニケーション、侵入思考の制御)
【社会心理学、応用認知心理学】
欺瞞的コミュニケーションを主な研究テーマとしている、これまでに、うそをつく際の言語的・非言語的行動、および嘘の認知(どのような行動を嘘だと感じるか)に関する研究を行い、"嘘をつく側が用いる方略と嘘を見抜く側が用いる手がかりのマッチングによって虚偽検出の判別制度が決定される"というモデルを検討してきた。また、社会的場面における嘘の利益とコストに関する共同研究を行い、嘘の社会的機能についても検討している。その他、不快な思考の制御に関する研究等も行っている。

●丹野 貴行 准教授(実験心理学、行動分析学)
【実験心理学・行動分析学】
私たちはなぜそのように行動するのか。人間行動は一見してばらついているが、それは「心」の為せる業ではなく、複雑な遺伝要因及び環境要因の帰結である。それらを丁寧に紐解き、任意の行動の制御変数を同定し、そこから行動の予測と制御を目指すのが、私が専門とする「実験的行動分析」である。遺伝的履歴や学習履歴が比較的等統制された動物を主な被検体とし、オペラント箱を中心とする刺激統制のとれた装置を使用し、長期に渡る学習経験を積ませるという手続きを用いて、環境と行動の間の関数関係を待つわ研究を続けている。

所在地・連絡先

〒191-8506
日野市程久保2-1-1

アドミッションセンターTEL:042-591-5793
WEB:http://www.meisei-u.ac.jp/admission/gs/

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