受験生へのアドバイス
■志願者は、指導を希望する教員(未定の場合は、心理学専攻主任)に、9月入試の場合は 6月第2週までに、2月入試の場合は11月第 2 週までに必ず連絡すること。
なお、事前面談の申込は、本学心理学専攻(e-mail:shinri_in-co@sophia.ac.jp)まで問い合わせること。追って、指導を希望する教員が決まっている場合にはその教員の、未定の場合には専攻主任の連絡先をお知らせする。
ただし、本学心理学科在学中の者及び卒業生は、希望する指導教員に直接連絡を取ること。
■研究計画書(文字数2000字)も必須であるので、詳しくは入試要項を必ず参照すること。
入試時期
年2回(9月,2月)
募集人数
臨床心理学コース15名
出願期間
9月入試
Web出願期間:2024年6月28日(金)~7月10日(水)
別送書類提出期限:2024年7月11日(木)消印有効
2月入試
Web出願期間:2024年11月29日(金)~12月11日(水)
別送書類提出期限 :2024年12月12日(木)消印有効
試験日
9月入試
筆記:2024年9月11日(水)
口述:9月12日(木)
2月入試
筆記:2025年2月16日(日)
口述:2月17日(月)
試験科目
一次試験:心理学
二次試験:口述試験
提出書類
・学位取得証明書
・成績証明書
・卒業論文要旨等(4000字程度)
・研究計画書(約2000字)
・外国語検定試験(TOEFL,TOEIC,IELTS,TEAPのいずれか)の成績
※詳細は入試要項参照
合格発表日
9月:2024年9月25日(水)10:00
2月:2025年2月26日(水)10:00
応募状況
大学院入試統計
【2023年度】
(臨床心理学コース)志願者21名、合格者14名
【2022年度】
(臨床心理学コース)志願者31名、合格者17名
【2021年度】
(臨床心理学コース)志願者35名、合格者19名
【2020年度】
(臨床心理学コース)志願者29名、合格者16名
(基礎心理学コース)志願者6名、合格者2名
【2018年度】
~前期入試~
(臨床心理学コース)志願者31名、合格者21名
(基礎心理学コース)志願者6名、合格者5名
~後期入試~
(両コース合計)志願者7名、合格者6名
【2017年度】
(臨床心理学コース)志願者29名、合格者16名
(基礎心理学コース)志願者4名、合格者2名
【2016年度】
(臨床心理学コース)志願者32名、合格者16名
(基礎心理学コース)志願者1名、合格者1名
【2012年度】
(臨床心理学コース)志願者26名、合格者16名
(基礎心理学コース)志願者3名、合格者2名
研究室訪問
事前面談必須
進路状況
臨床心理学コース修了生の多くは公的機関や医療・教育関連機関のカウンセラー、セラピストなど心理臨床職として活躍しており、大きなヒューマン・ネットワークの中で研鑽を積むことが可能です。また、臨床心理士資格審査試験の合格率は例年95%以上です。
研究科の概要・特色
人間行動と人間理解についての知識を高め、それによって人類の福祉に貢献しようとする科学が心理学です。この学問は基盤こそ共通していますが、医学でいえば基礎医学にあたる基礎心理学系の諸領域と、臨床医学にあたる臨床心理学系の諸領域に分けられ、それぞれに固有の対象と方法をもって発展してきました。その双方を学ぶことができる本専攻は、教育学専攻心理学コースを前身とした開設当初から、研究能力を持つ心理専門職を社会へと輩出してきました。本専攻では今後もサイエンスとヒューマニズムを統合して人類の福祉に寄与する高度の専門家を養成していきます。
博士前期課程では心理学の研究能力の基礎を養い、将来心理専門職として活躍するための実践的なトレーニングを行います。基礎心理学コースと臨床心理学コースがあり、臨床心理学コースは、(公財)日本臨床心理士資格認定協会の第1種指定大学院となっています。また、あわせて公認心理師を養成するためのカリキュラムにも対応します。
博士後期課程では専攻領域における研究能力を高め、あわせて将来、研究者あるいは指導的心理専門職として自立するための実践的トレーニングを行います。博士論文の審査申請にあたっては、学術雑誌に掲載または受理された複数の研究論文があり、博士論文の構想を構想発表会で発表することが義務づけられています。
求める人材
本課程は、次のような資質を持つ学生を求めています。
1.心理学に関する基礎から応用分野での高度な専門的知識と、実証的データ収集、解析技能、臨床的な実践的知識や技能を身につけることを目的としている。このための心理学の専門家として、自律的に研究を遂行する意欲と能力を備えた学生
2.人間の尊厳を尊重し、他者に対する暖かなまなざしをもつと同時に、事象を論理的かつ客観的に分析できるセンスをもつ学生
3.将来、さまざまな実践の場で他分野の専門家と対等に議論するために、知識修得の意欲をもち、柔軟に考え、多様な専門家と協力できる学生
担当教員
■教員/主な研究テーマ
●吾妻 壮 教授
精神医学・精神分析
●岡田 隆 教授
記憶の生理心理学的基礎 (ラット海馬の長期増強に関する電気生理実験)
●齋藤 慈子 准教授
・乳幼児刺激の認知の個人差
・母親/父親の養育態度の規定要因
・子育てと保育の違い
・伴侶動物とヒトの関係
●齋藤 梓 准教授
性暴力被害 ,犯罪被害者支援 ,トラウマ焦点化認知行動療法
●樋口 匡貴 教授
社会的感情の健康心理学的制御(コンドーム使用や婦人科検診を阻害する羞恥感情の抑制など)、羞恥表出の機能
●日髙 聡太 教授
多感覚情報処理 ,実験心理学 ,知覚心理学 ,認知心理学
●廣瀬 英子 教授
学習活動、評価方法、及び、セルフ・エフィカシーの関連
ICTを活用した学習に関する研究
●松田 修 教授
神経認知障害のメカニズムとアセスメントに関する心理学的研究
知能検査の開発と応用
認知症高齢者のQOLとリハビリテーション
認知症高齢者の主観的体験を客観的に捉える研究
高齢者の自立と安全に関する心理学的研究 など
●毛利 伊吹 准教授
[臨床心理学]
認知行動療法の視点から、主に病院臨床における成人への心理的援助について研究する
●横山 恭子 教授
小児がんや遺伝子疾患、免疫疾患などの子どもとその家族の心理的支援や、慢性疾患を抱えた子どもや家族の心理的支援について研究しています。
今後は、そのような支援のできる臨床心理士の養成プログラムの開発も行っていきたいと考えています。
●吉村 聡 教授
/ロールシャッハ法における包括システムと力動的解釈の統合
ロールシャッハ法を用いた思考障害研究
芸術的創造性とパーソナリティに関する投映法研究
精神分析実践における治療者の営みについて