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私立
北陸地方 / 福井県

仁愛大学大学院

人間学研究科
臨床心理学専攻

現代社会で活躍できる
「こころの専門家」臨床心理士を目指す

臨床心理士 公認心理師
未指定

入試時期

年2回(9月、2月)

募集人数

12名(一次:8名、二次:4名)

出願期間

一次募集:2024年9月2日(月)〜9月9日(月)消印有効
二次募集:2025年1月27日(月)〜2月7日(金)消印有効

試験日

一次募集:2024年9月14日(土)
二次募集:2025年2月15日(土)

試験科目

英語(英和辞典1冊のみ持込可。但し電子辞書は不可)、心理学、面接

提出書類

研究計画書

社会人入試

■社会人入学者
・通常の出願資格を有し、かつ、2年以上の在職経験(1週につき30時間以上であれば、雇用形態は問わない)またはそれに準ずる経験を持つ者(家事労働者を含む)は、社会人入学者として扱われる。

■社会人入学者に対する特例措置
社会人入学者に対しては、次の特例措置が適用される。
・長期履修制度
・時間割上の配慮
・入学金・授業料の減免
詳細については要項を参照。

合格発表日

一次:2024年9月25日(水)
二次:2025年2月26日(水)

応募状況

■過去の入試結果
【令和6年度】
受験者21名、入学者13名

【令和5年度】
受験者20名、入学者14名

【令和4年度】
受験者17名、入学者13名

【令和3年度】
受験者8名、入学者6名

【令和2年度】
受験者10名、入学者5名

【平成30年度】
受験者14名、合格者7名

【平成29年度】
1期:志願者7名、受験者7名、合格者5名
2期:志願者1名、受験者1名、合格者0名

【平成28年度】
1次:志願者10名、受験者10名、合格者8名
2次:志願者8名、受験者8名、合格者4名

入試説明会

【2024年度、オープンキャンパスの日程に関するお知らせ(大学院)】
2024年度に開催するオープンキャンパスについてお知らせします。昨年度と同様に4回の実施を予定しています。大学院特設コーナー「将来のカウンセラーと語ろう!」(大学院生による進学相談コーナー)、大学院棟見学や大学院動画紹介など計画中です。大学院進学を考えている方は、是非、オープンキャンパスに参加してくださいね。
 ①6月23日(日)10:00~15:00
 ②7月13日(土)10:00~15:00
 ③8月3日(土)10:00~15:00
 ④9月1日(日)10:00~15:00

※バーチャルオープンキャンパスで大学院の紹介ビデオもあり
https://www.jindai.ac.jp/virtualopencampus/

進路状況

【学校におけるスクールカウンセラー】
小学校、中学校、高等学校などで、子どもの発達、学業、生活面などさまざまな問題に対して心理的援助を行います。子どもへのカウンセリングをはじめ、教職員や保護者などへの指導・助言、学校における心理教育などに関する情報収集・提供などを職務として活動します。

【児童相談所における児童心理司】
児童相談所は、児童福祉法に基づいて都道府県に設けられている児童福祉の専門機関です。虐待や非行など子どもに関連する様々な問題について、家庭や学校などからの相談に応じるとともに、子どもや家庭に対して必要な調査や指導を行い、必要に応じて子どもの一時的な保護などの業務を行います。

【病院や診療所(精神科・心療内科・小児科など)における臨床心理職】
精神病や心身症、発達障害など、心の問題等で不適応に陥っている人に対する心理的援助を行います。心理テストや心理療法に携わるほか、デイケアなどの活動にも従事します。最近は精神科だけではなく、さまざまな診療科においてチーム医療の一員として期待されています。

【企業カウンセラー】
企業などの組織内において従業員の心理的問題解決の支援を実施します。メンタルおよび身体の健康維持ならびに増進についてカウンセリングを通して貢献していきます。

備考

臨床心理士については、令和5年度入学生より対応しなくなります。

研究科の概要・特色

【附属心理臨床センターがあるから日常的に臨床実践に取り組める。】
学内にある附属心理臨床センターには、面接室やプレイセラピー室が備わっており、教員や臨床心理士が地域の方々にカウンセリング等を行っています。センターは大学院生の臨床実習施設としても活用されており、教員の指導のもと、センターを訪れた方のカウンセリングなどの臨床実践に取り組んでいます。また、大学院修了後も研修員としてセンターに在籍し、引き続き研修をすることができます。

【複数の機関で現場実習に取り組み、さまざまな現場での実践力を培う。】
地域の学校や病院、児童相談所など複数の機関に実習として一定期間通い、さまざまな心理臨床の現場を体験します。実習施設の臨床心理士からそれぞれの現場に即した指導を受けられるとともに、実習中および実習後に大学で教員や他の大学院生と一緒に体験を振り返ることで、現場での実践力を培います。

【経験豊富なスーパーバイザーの指導で臨床心理のセンスに磨きをかける。】
本学教員による日常的な指導に加え、学外の実務経験豊富な臨床心理士や精神科医をスーパーバイザーとして、一対一でカウンセリング方法などの指導を受けられる「スーパービジョンプログラム」を整備。大学院生一人一人のカウンセラーとしての育ちを支えます。

求める人材

建学の精神のもと臨床心理学的支援を実践できる専門的職業能力を有する人材を養成するという目的を達成するために、次のような能力や資質を持つ人を受け入れる。

(1)心理学の基礎的な知識をもち、論理的かつ柔軟な思考ができる人。
(2)向上心をもって大学院での活動に真摯に取り組む姿勢をもつ人。
(3)他者の立場に立って感じ、考え、他者と安定した人間関係を構築することができる資質をもった人。
(4)高度専門的職業人として社会に貢献する強い意欲をもつ人。

担当教員

●稲木 康一郎 教授/臨床心理学
【研究内容】
対人援助職のバーンアウトおよび感情労働/脳損傷後の高次脳機能障害
【教育・研究に関する考え方】
医療、教育、産業、福祉領域で心理的支援を実践してきました。バーンアウト、感情労働、ストレスマネジメントなどをテーマに、働く人びとのメンタルヘルスについて考えてまいります。地域のニーズにこたえるために、学生とともにプロジェクト型の学習を展開し、教育と研究と地域貢献のよい循環をつくりたいと思います。

●大森 慈子 教授/生理心理学、社会心理学
【研究テーマ】
非言語コミュニケーションに関する実験的検討、感情の表出に関する健康心理学的研究/動物との触れ合いにおける社会・生理心理学的研究
【教育・研究に関する考え方】
心理学における研究の主軸は、心を客観的に捉え、記述、測定するという課題を実現することにあります。また、その研究テーマの決定には、自身のみでなく他者、さらにヒトを含む動物全体の行動に対して、知的好奇心を持つことがまず必要となります。学生には、心理学の研究過程のなかで、ヒトの心理に関する知識と同時に、観察力・調査分析力・客観的思考力・問題解決力・表現力が身につくように指導したいと考えています。

●杉島 一郎 教授/認知心理学、言語心理学
【研究テーマ】
日本語の表記形態に関する研究/記憶の活性化と抑制について
【教育・研究に関する考え方】
記憶や言語認知を中心とした人間の認知的活動を実証的に研究しています。これらの認知的活動は、例えばコミュニケーションや教育、思考・判断、果ては創造的活動など人間の生活上さまざまな場面に深く関わっています。研究活動はもちろんのこと教育においても、社会生活と密着した課題をテーマとして取り上げ、基礎的研究を社会に生かすことを念頭において指導をしています。

●竹村 明子 教授/生涯発達心理学、教育心理学、比較文化心理研究
【研究テーマ】自己調整の生涯発達研究/動機づけ研究/比較文化心理研究
【教育・研究に関する考え方】
これまでの発達心理学は,生まれてから成人するまでの成長・増大を発達と考えてきました。けれど,人生に関する知恵は高齢者ほど多いこと,辛い出来事を乗り越える体験を通して人間的に大きく発達すること,などが明らかとなり,年をとることや衰退・縮小の中にも発達があるのではないかと考えるように変わってきました。そのような成長(増大)と衰退(縮小)という両面を持った発達について,学生と一緒に考えていきたいと思っています。

●西村 則昭 教授/深層心理学
【研究テーマ】心理療法/言語とイメージに関する深層心理学的研究
【教育・研究に関する考え方】
学生諸君が自分の心を深く見つめ、みずから考えることができるような教育、自分自身を振り返って、「あれはそういうことだったのか」などと、感動をもって心のことが学べるような教育を目指している。研究に関して最近興味をもっているのは、言葉である。カウンセリングで「はじめて言葉になった」と言ってくれる人もいるように、通常の言語活動からこぼれてしまう感覚や思いが、われわれにはある。そうした感覚や思いを表現する言葉に対する関心から、詩の研究をおこなうようになった。

●水田 敏郎 教授/生理心理学、障害者心理学
【研究テーマ】
各種働きかけによる障害児の応答性に関する研究/発達初期のコミュニケーション
【教育・研究に関する考え方】
知的障害児の発達支援方法を探るとともに、心身の諸機能の基礎的な評価を具体的な実践に結び付けていく方法を検討していきたいと考えている。また、学生には、障害事例を含めた人の心理・運動発達に対する研究を通して、客観的態度や視点のあり方を伝えたいと考えている。

●三脇 康生 教授/臨床精神医学、精神医学の哲学と精神医学の歴史
【研究テーマ】制度を使った精神療法/芸術を使った精神療法
【教育・研究に関する考え方】
臨床場面でこまやかな治療制度はどのようにして発生しうるのか。そのプロセスを考察する。臨床論から、哲学的観点から、美学的観点から考察する。時事ネタの分析から考察に入ることもあるが、主には自分の臨床活動から考察のポイントを拾い集めている。

●目黒 達哉 教授/臨床心理学、コミュニティ心理学
【研究テーマ】傾聴の臨床心理学的研究

●森 俊之 教授/発達心理学、臨床心理学
【研究テーマ】保育環境と子どもの育ちに関する研究/親や保育者としての育ちに関する研究
【教育・研究に関する考え方】
当たり前かもしれませんが、私たちが生きているさまざまな局面に心理学が絡んでいます。生活の中のちょっとした工夫でより幸せになれる、そんな心理学を築いていきたいと考えています。学生にも、心理学を学ぶことを通して、いろいろな視点から自分自身と生活、そして社会を見直すことのできる態度を身につけてもらいたいと考えています。

●森本 文人 准教授/知覚心理学 生理心理学
【研究テーマ】ヒトの注意機構における時間的推移 / 注意における感覚間相互作用
【教育・研究に関する考え方】
ヒトが何かに「注意を向ける」ということのメカニズムの理解のために、生理指標を用いた研究を行っている。学生には、いろいろなことに疑問を持ち、日常に溢れている心理学的事象と向き合い、楽しめるようになって欲しいと思う。

●山本 雅代 准教授/社会心理学
【研究テーマ】分配行動・直感的判断時における意思決定
【教育・研究に関する考え方】
集団の中に個人が埋没する時、愚かな行動が引き起こされることがあります。一方で、集団から良い影響を受ける場合もあります。集団が我々に与える影響について、実際のニュースや、社会ゲームでの体験を交えながら、実社会で何が起こっているのか、人間行動について伝えていけたらと考えています。特に、最近多くなっている災害や,コロナ感染症の中で、心理的に特徴的な集団行動(心理)が見られました。いざという事態に役に立つ心理学を目指すことができたら、と思っています。

●吉水 ちひろ 准教授/臨床心理学、発達心理学
【研究テーマ】ひとの発達・成長に関わる問題への心理学的アプローチによる援助
【教育・研究に関する考え方】
臨床心理士として医療や教育の領域で心理臨床の実践に携わり、さまざまなニーズに添った有効な心理療法的アプローチに関心があります。学生の皆さんが社会人になって活かせるように、心理学的知見とその実践について共に考えていきたいと思います。

●渡辺 克徳 准教授/臨床心理学、心理療法
【研究テーマ】効果的な心理療法にメタ認知がどのように関係しているのか、各種心理療法の共通要因について
【教育・研究に関する考え方】
精神科病院・総合病院を中心に、医療領域の臨床心理士として経験を積んできました。研究は各種心理療法の共通性について関心があり、臨床現場を意識した実践的な研究を目指しています。臨床心理学は実践の学問です。学生の皆さまとは、一緒に学びあえるような講義・関係性ができればと考えています。

所在地・連絡先

〒915-8586
福井県越前市大手町3-1-1

人間学研究科TEL:0778-27-2010
WEB:http://www.jindai.ac.jp

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