入試時期
年2回(9月、2月)
募集人数
臨床・発達心理学専攻全体で15名
出願期間
前期:2024年8月22日(木)~8月30日(金)
後期:2025年1月8日(水)~1月17日(金)
※社会人選抜は前期のみ
試験日
前期:2024年9月13日(金)・14日(土)
後期:2025年2月1日(土)・2日(日)
試験科目
【一般選抜】
英語(英和辞典持込可, 電子辞書不可)、心理学、口頭試問
【社会人選抜】
英語(英和辞典持込可, 電子辞書不可)、小論文、口頭試問
提出書類
卒業論文、あるいはこれに代わる論文 (社会人選抜は出願理由書も提出)
社会人入試
■社会人選抜 出願資格
・入学時において、大学(短期大学を含む)卒業後7年以上経過した者。
なお職歴の有無や内容は問わない。
・心理学の基礎を学修済であり、心理学関連の業務に就いている者が望ましい。
■試験科目
英語,課題論述,口頭試問
合格発表日
前期:2024年9月25日(水)
後期:2025年2月12日(水)
応募状況
【2024年度】
志願者37名, 合格10名
【2023年度】
志願者45名, 合格11名
【2022年度】
志願者41名, 合格12名
【2021年度】
志願者31名, 合格者8名
【2020年度】
志願者28名, 合格者10名
【2019年度】
志願者34名, 合格者13名
【2018年度】
志願者44名, 合格者12名
入試説明会
【2024年 中京大学大学院心理学研究科 大学院進学説明会】
中京大学大学院心理学研究科は、説明会を以下の通り対面にて開催致します。
心理学研究科への進学を希望される方や、心理学研究科に関心のある方、どなたでも参加できます。また、当日参加できない方でもオンデマンド配信による説明会の動画視聴も可能です。
日時: 2024年6月26日(水) 15:30〜17:00
方法: 対面による大学院説明会
会場: 中京大学名古屋キャンパス0501教室
申込方法: 対面での参加,オンデマンド配信のいずれも、こちらのフォームからお申し込みください(当日参加も可能ですが、予約者優先とさせていただきます)
申込締切: 2024年6月18日(火)
内容:
・中京大学心理学研究科の概要
・修了生の進路について
・大学院入試について
・各領域の研究指導内容について
備考
昼夜開講制
研究科の概要・特色
本専攻は、人間の様々な適応困難の分析と事例への対処をめざす「臨床心理学研究領域」と、生涯にわたる人間発達の様態とその機序の解明をめざす「発達心理学研究領域」の2領域から構成されています。
著しく変貌する現代社会は、個人の社会生活に多大の影響を及ぼし、そのことが文化的・社会的行動の多様性を生み出しています。このような事象に対して、心理学からの提言や援助がこれまでになく強く要請されていますが、臨床心理学はその先端的な実学として、社会の期待に応えるべく努力を重ねています。本学文学研究科心理学専攻の教員および課程修了者の多くが広範な心理臨床の職務に活躍しており、その実績により財団法人日本臨床心理士資格認定協会による指定制大学院に認められています。
ところで、心理臨床活動に従事する者に、事象理解の基礎を与える領域の一つが発達心理学です。本来的に、発達心理学は、人間の生涯にわたる発達事象の理論化と事象発現機序の解明をめざすものですが、近年、その動向は、発達事象を実験室的にとらえるのではなく、むしろ人間の日常生活に積極的に見いだそうとする姿勢にあると言えます。この点においても、ライフ・スパン全体を視野に収めて人格形成や諸心理機能の発生を扱う発達心理学は、臨床心理学と緊密な関連性をもちます。本研究科設置にあたって発達心理学研究領域を置くのは、このような学問的状況に即応し、発達心理学の実学的側面をも教育に反映させながら、当該領域の進展に寄与する人材を育成するためです。
従来、発達事象の原理探究をめざす発達心理学のアプローチと個の理解を通じて適応を支援する臨床心理学のアプローチとがともすれば乖離しがちであり、両者の連携は充分といえない状況でした。しかし、近年の学問的動向に即してそのような実情を改善し、心理学における両領域の連携協力を促進することによってさらに高い資質をもつエキスパートを養成することが急務とされます。
幸い本学では、心理学部の発足を機に、従来の基礎・応用・臨床の3領域に「発達研究領域」を加え、領域横断型の研究とその成果の教育を可能にしましたが、その特色を活かし、本研究科に「臨床・発達心理学専攻」を置きます。
求める人材
専攻領域や進路の違いを超えて、複数の学問分野・領域と連携協力してプロジェクトチームの一員として課題解決に寄与できる人間を育成するため、以下のような能力と意欲のある人を広く求め、受け入れます。
1.現代の人間および人間社会が直面する諸課題について、明確な問題意識を有していること。
2.専門教育を受けるに適した学識や問題処理能力を有していること。
3.自ら設定した課題について、遂行する意欲を有していること。
担当教員
■教員名:主要研究テーマ/研究内容
●神谷 栄治 教授
【専門分野】心理アセスメント、心理面接
【研究内容】
心理アセスメント、心理療法面接、心理的支援を実践・研究してきた。アセスメントについては、疾病分類にとどまらない総合的見立てや、パーソナリティ構造の検討を行ってきた。心理療法面接は、力動的立場から、幼児から成人、健常者から重篤なケースへの対応を検討してきた。支援は、犯罪被害者の支援について活動している。
●坂井 誠 教授
【専門分野】行動療法、認知行動療法
【研究内容】
これまで病院臨床に従事してきた関係で、パニック障害や強迫性障害などの不安障害に対する行動療法・認知行動療法を専門としている。また最近は、学校領域、産業領域におけるストレスの問題に興味があり、自律訓練法や社会的スキル訓練などを援用したストレス・マネジメントを研究している。
●馬場 史津 教授
【専門分野】心理アセスメント、心理療法
【研究内容】
臨床活動の中心は精神科・心療内科などの病院で、主に成人を対象とした心理療法、心理査定に携わってきた。心理療法は力動的な観点から実践しており、心理査定はロールシャッハ・テスト及び描画テストが専門である。特に母子画は、数量的研究に基づく解釈仮説の検討や、臨床群の描画特長を研究している。
●吉住 隆弘 教授
【専門分野】臨床心理学、福祉心理学
●明翫 光宜 教授
【専門分野】発達障害、心理アセスメント、心理療法
【研究内容】臨床心理学的援助として自閉症スペクトラム障害の発達支援及び家族支援を行ってきた。心理アセスメントでは投影法に関心があり、ロールシャッハ・テストを発達障害の心理アセスメントに活かす研究に取り組んできた。最近は発達障害を対象にした怒り・不安のコントロールプログラムの開発やその介入研究にも取り組んでいる。
●浜田 恵 准教授
【専門分野】臨床心理学