天理大学大学院
臨床人間学研究科
「こころの悩み」へのまなざしを深める。
入試時期
年2回(9月、1月)
募集人数
秋期:6名春期:2名
出願期間
秋期:2024年8月19日(月)~8月27日(火)[必着]
春期:2024年12月16日(月)~2025年1月21日(火)[必着]
試験日
秋期:2024年9月3日(火)
春期:2025年1月31日(金)
試験科目
●秋期
(1)第一次選考
総合科目1
・臨床心理学の基礎知識を問うもので、特に英語の読解力が要求される。
総合科目2
・臨床心理学の基礎知識を問うもので、論述を通して
思考力・表現力・独創性などを問う。
(2)第二次選考
面接試験
・第一次選考合格者のみ。
●春期
・卒業論文(心理学に関するレポート)および面接にて選抜する。
提出書類
秋期:志願理由書、研究計画書
春期:志願理由書、研究計画書、卒業論文(レポート)の概要
合格発表日
秋期:2024年9月5日(木)
春期:2025年2月11日(火)
進路状況
2005年度~2016年度修了生
臨床心理士認定資格試験合格率 72.8%
研究科の概要・特色
徹底した少人数制と実践主体の教育体制で、着実な未来を培います。
【Point1】学生8名に教員6名。徹底した少人数制で、臨床心理の実力を育成。
1学年8名という徹底した少人数制、さらに、ほぼ同人数の教員を配置することにより、緻密な教育環境を実現しています。臨床心理学は単なる技術ではなく、自らの心の姿勢や、洞察する感性が求められる総合的な人間学。一人ひとりの経験と専門性をマンツーマンで伝え、議論しあい、ともに人間理解を深めています。
【Point2】日本で初めて箱庭療法を導入した進取の気風。柔軟に「人間」を考察。
臨床心理学の発展に大きな貢献を果たし、日本におけるユング心理学の第一人者として知られる故・河合隼雄先生。1960年代、天理大学助教授時代にスイスに渡り、箱庭療法を日本に紹介しました。柔軟に新たな概念を受け入れる本院の伝統は、クライエント本位の姿勢から生まれるもの。院生に対する教育姿勢にも貫かれています。
求める人材
人間のこころに関心があり、他者への思いやりと共感能力に秀でた人、他者と自らの心に向き合い、謙虚な態度で援助活動を実践しようとする人を求めています。また、こころのケアのための専門知識、技能の習得に向けて積極的に前進していける人、とくに、公認心理師(国家資格)および臨床心理士(公財 日本臨床心理士資格認定協会)をめざしている人を望みます。
担当教員
■教員(専門領域)/主要論文
●高嶋 雄介 教授(臨床心理学、心理療法)
・「選択性緘黙の子どもとの遊戯療法において身体感覚や身体の在り方に着目する意味」
●髙森 淳一 教授(臨床心理学,臨床人格心理学)
・「子どものプレイセラピーにおける暴力」
・「物語のメタファーから見た心理療法」
●千原 雅代 教授(臨床心理学)
・「自閉症児に対する心理療法―事例ポイント」
・「自閉的な心性を持つ思春期女子との面接」
●松井 華子 准教授(臨床心理学)
・「風景構成法から見た対人恐怖的心性について-自己意識のあり方に着目して-」
・「風景構成法の彩色過程研究の可能性について-彩色指標作成の試み-」
●橋本 直子 教授(臨床心理学 ユング心理学)
・「分離による個の創造ー母子分離できない5歳女児とのプレイセラピー」
・「自己の刻印としての傷ー眠れないことを主訴に来談した18歳女性との面接」
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