神奈川大学大学院
人間科学研究科
スーパーヴィジョン・システムと
少人数教育で心理臨床家を養成
入試時期
年2回(8月、2月)
募集人数
研究科全体で12名(ほか1領域(3分野)を含む)
出願期間
秋季:2024年6月29日(土)~7月5日(金)
春季:2024年1月4日(土)~1月10日(金)
試験日
秋季
・一次(筆記・グループディスカッション):2024年8月29日(金)
・二次(口述):2024年8月30日(土)
春季
・一次(筆記・グループディスカッション):2025年2月20日(木)
・二次(口述):2025年2月21日(金)
試験科目
1)専門:臨床心理学及び心理学の基礎に関する問題
2)語学:英語(辞書参照可、ただし電子辞書は不可)
3)口述:受験者の志望研究領域を中心に行う。
提出書類
研究計画書
社会人入試
■社会人特別入試 出願資格
一般入試の出願資格を有し、かつ、出願時に3年以上の勤務歴をもつ者。
■出願書類
職務(研究)報告書も提出が必要
合格発表日
秋季:2024年9月6日(金)
春季:2025年3月1日(土)
応募状況
■過去の入試結果
2024年度
秋季:志願者21名,合格者4名
春期:志願者11名,合格者2名
2023年度
秋季:志願者24名、合格者5名
春季:志願者9名、合格者2名
2022年度
秋季:志願者15名、合格者5名
春季:志願者12名、合格者4名
2021年度
秋季:志願者28名、合格者6名
春季:志願者16名、合格者4名
2020年度:志願者30名、合格者5名
平成30年度:志願者13名、合格者3名
平成29年度:志願者32名、合格者5名
平成28年度:志願者27名、合格者5名
平成27年度:志願者17名、合格者5名
入試説明会
進路状況
過去5年間の臨床心理士資格試験合格率は次の通りです。
平成30年度 合格率100%
平成29年度 合格率100%
平成28年度 合格率100%
平成27年度 合格率88%
平成26年度 合格率83%
研究科の概要・特色
■徹底したスーパーヴィジョン・システムと少人数教育で、研究にも臨床の実践にも優れた心理臨床家を養成
企業人のうつ病や生徒の不登校の問題などから健康な生活を続けるには心の問題が重要であることが知られるようになりました。日本ではこのような心の問題に取り組む専門的な資格として公益法人である日本臨床心理士資格認定協会が認定する「臨床心理士」が各方面で活躍しています。本分野は、臨床心理士の養成が可能な第1種指定校として、充実したスタッフ、施設、カリキュラムを整えています。カリキュラムは、教育、医療などと共に、産業も重視しています。
臨床力をつけるにはケースのスーパーヴィジョン(注)が不可欠ですが、本分野は徹底したスーパーヴィジョン・システム(個人スーパーヴィジョンとグループ・スーパーヴィジョン)を導入しており、全国でも屈指の実践的学習が可能です。「個人スーパーヴィジョン」では、学内に設置した心理相談センターで、大学院生が担当したケースを、経験豊かな6人のクリニカル・スタッフ(臨床心理士)がスーパーヴィジョンします。1セッション終えるごとに毎回スーパーヴィジョンを受けて、臨床的な理解を深めながらカウンセリングを実施できるのは、本学の特色の一つです。「グループ・スーパーヴィジョン」では専門性豊かな5人の専任教員(臨床心理士)が、ティーチング・スタッフとしてグループ・スーパーヴァイザーとなります。このようにクリニカル・スタッフとティーチング・スタッフが分業・協力体制を取ることで、それぞれの専門性や経験を存分に生かした指導が可能になります。クリニカル・スタッフとティーチング・スタッフを別々に揃えた多面的・多層的で徹底したスーパーヴィジョン・システムは、全国でも希な教育システムです。
博士後期課程では心理臨床家の指導者・研究者を養成するために、さらに高度な研究能力と臨床力を身につけます。また、臨床心理士などの社会人が在職したままで、修学できるようにカリキュラムを構成しています。
(注)スーパーヴィジョン:カウンセラー訓練生が自分のケースについて指導者から助言を受ける指導面接のこと
求める人材
(1)人間に関する深い関心を有する人
(2)臨床心理士受験資格取得を目指す学習を可能とする学部卒業同等の臨床心理学、心理学、関連科目の基礎知識が備わっており、臨床心理士への意欲と関心を有している人
担当教員
●杉山 崇 教授
【専門分野】臨床心理学(心理療法・異常心理学・うつ病学)、産業社会心理学、ゃリアコンサルティング、感情・認定パーソナリティ心理学
【研究課題】心理療法の統合・認知行動療法
抑うつの心理―社会的メカニズム
心理臨床現場の実際問題
●瀬戸 正弘 教授
【専門分野】臨床心理学、行動臨床心理学(行動療法、認知行動療法)、健康心理学
【研究課題】1.ストレスマネジメントに関する研究
2.認知行動療法に関する研究
3.心理尺度(テスト)の開発に関する研究
4.子どもの問題行動の関する研究
5.喫煙行動の形成・維持・変容に関する研究
6.障害や喪失体験の受容過程に関する研究
●山蔦 圭輔 教授
【専門分野】 臨床心理学、健康心理学、ストレス科学、カウンセリング
【研究課題】 摂食障害予防に係る基礎・実践研究
医療機関におけるスタッフケア
健康保持増進を目指した心理教育法の開発
●麻生典子 准教授
【専門分野】障害発達心理学、システムアプローチ、親子関係支援、非言語コミュニケーション
【研究課題】生涯発達における身体接触の役割
身体接触を用いた子育て支援プログラムの作成
地域の虐待予防における多職種協働による心理支援
●加藤 美智子 教授
【専門分野】臨床心理学、青年期カウンセリング、イメージの心理学
【研究課題】学生相談
心理面接と描画研究
グリーフカウンセリング
●古屋 喜美代 教授
【専門分野】臨床発達心理学、発達心理学、教育心理学
【研究課題】子どもの言語・社会性の発達
発達障害支援
●松本 桂樹 教授
【専門分野】 臨床心理学、産業カウンセリング、緊急事態ストレスマネジメント
【研究課題】企業のメンタルヘルス対策
若年勤労者の職場適応支援
キャリアとメンタルヘルスの統合的支援
●櫻小路 岳文 准教授
【専門分野】 精神医学、臨床心理学、産業精神保健
【研究課題】精神分析学, 学生相談, 産業精神医学
●森田 麻登 助教
【専門分野】 臨床心理学(認知・行動療法)、学校カウンセリング、時間の心理学(時間認知、時間的展望)
【研究課題】時間概念の理解に困難を持つ子どもや成人への認知行動療法プログラムの開発と検証
時間概念の理解・時間認知のメカニズム解明に関する心理学的および認知神経科学的アプローチ
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