入試時期
年2回(9月、2月)
募集人数
第1次募集:11名(うち学内推薦入試 4名)第2次募集:第1次募集の結果により11月中旬に本学ホームページにおいて発表します。
出願期間
第1次募集:令和6年8月23日(金)~8月28日(水)【午後4時必着】
第2次募集:令和7年1月20日(月)~1月22日(水)【午後4時必着】
上記期間を過ぎて到着したものは受理しません。
ただし、第1次募集においては令和6年8月26日(月)まで、第2次募集においては令和7年1月20日(月)までの消印があり、かつ、書留速達郵便のものに限り受理します。
試験日
第1次募集:令和6年9月14日(土)
第2次募集:令和7年2月18日(火)
試験科目
専門科目、英語、面接、出願書類
提出書類
研究計画書
卒業論文(およびその要旨)またはそれに代わるもの 等
社会人入試
■出願資格
一般入試の出願資格を有し、かつ、企業、官公庁、教育機関、研究機関又は団体等で、社会福祉又はその関連分野(保健、医療、教育、保育、心理、雇用、司法、矯正、警察、相談、エンジニアリング等)に関して2年以上の在職経験(通算可)を有し、24歳に達している者
■出願書類
研究計画書,業績レポート,卒業論文又はそれに代わるもの
■試験科目
専門科目,面接
合格発表日
第1次募集:令和6年9月25日(水) 午後1時(予定)
第2次募集:令和7年2月27日(木) 午後1時(予定)
応募状況
■入学者選抜結果統計
【令和6年度】 ※社会福祉学専攻の人数
第1次募集:志願者5名、合格者3名
第2次募集:志願者4名、合格者2名
【令和5年度】 ※社会福祉学専攻の人数
第1次募集:志願者11名、合格者6名
第2次募集:志願者2名、合格者1名
【令和4年度】 ※社会福祉学専攻の人数
第1次募集:志願者4名、合格者3名
第2次募集:志願者1名、合格者0名
【令和3年度】 ※社会福祉学専攻の人数
第1次募集:志願者5名、合格者4名
第2次募集:志願者4名、合格者1名
【令和2年度】
第1次募集:志願者4名、合格者2名
第2次募集:志願者3名、合格者1名
【平成30年度】
第2次募集:志願者4名、合格者4名
【平成29年度】
第1次募集:志願者4名、合格者4名
第2次募集:志願者1名、合格者0名
入試説明会
研究室訪問
■出願前の事前相談
出願者は、指導を受けようとする教員に必ず相談して下さい。
今後の展望
令和7年度入学生より、臨床心理士受験資格取得を目的とした学生の募集を停止いたします。
研究科の概要・特色
多様性と困難性を増している福祉的課題に、心理学の視点からアプローチします。それらの背景にある人間観、援助観との関係を常に意識することを重視しながら、臨床心理学的な理論と技術の修得を目指します。
※臨床心理コースは、公認心理師養成カリキュラムに対応しています。大学(学部)における必要な科目を履修した上で、大学院で公認心理師養成カリキュラム(前期課程)を履修することで、公認心理師試験受験資格が得られます。
求める人材
【教育理念】
1.社会福祉領域の構造的変化に対応した新たな福祉政策や社会福祉システムの開発、ますます多問題化、複合化する個別福祉ニーズの理解と問題解決などに関わる深い人間科学および社会科学的識見と専門的知識・技術を有し、かつ他の職種と連携しながら社会福祉現場をリードできる高度な専門職業能力と資質の形成を目指します。
2.質の高い福祉人材の地域社会への供給と職業人のリカレント教育を循環、結合することをとおして理論的課題と福祉実践の統合教育を推し進め、福祉教育および研究と現場実践との橋渡しの役割を果たすことびできる統合能力の形成を図ります。
【養成する人材像】
○国、地方等各レベルの行政機関において福祉ニーズの把握、福祉計画の立案、福祉政策の実施・評価を担う、高度で専門的な知識とリサーチ及びマネジメント技法を修得した人材
○企業、地域社会、国際社会などの各方面における新たな福祉課題や対応について研究開発し、エ変動する地域や企業の福祉需要に貢献する専門知識を修得した人材
○高齢者、障害者、児童福祉及び生活上の支援を要する福祉臨床の実践の中で、複雑化するニーズに対応できる高度な知識と福祉臨床技法を修得したソーシャル・ワークの専門的人材
○学校、課程、地域社会、職場で発生する多様な心理的問題に対応するために、クライエントの社会的状況と心理的課程に沿った臨床学的援助を提供できる専門的理論と援助技術を修得した人材
○福祉実践の場や関連領域での福祉業務に携わっている社会人が、それぞれの専門領域の知識、技術を高度化するためにしょうずる学際的な研究ニーズをもち、かつ、その分野において完補するべき知識を求めて社会福祉の理論、課題、方法等に問題意識を持ち、福祉の領域におけるプロフェッショナルの視点と方法を学術的に精緻化するために博士課程等へ進学を目指す研究志向の人材
担当教員
●桐田 隆博 教授
【専門分野】認知心理学
【研究課題】
顔の認識過程に関する研究をしています。人の顔は目、鼻、口といったごく少数のパーツによって構成されていますが、個人(その人が誰か)、表情、性別、人種、年齢、魅力などを特定する情報を重層的に含んでいます。私たちが顔のどんな特徴からこうした情報を引き出して、その人が「怒っている」とか、「40才くらいの女性だ」、あるいは「かわいい」といった判断をしているのかを、実験を通して考えています。また、表情研究と関連して、日常生活における笑いの表出や、赤ちゃんの泣き声の知覚についても研究を進めています。
●中谷 敬明 教授
【専門分野】臨床心理学・神経心理学
【研究課題】
交通事故や脳卒中などの中枢神経疾患の後遺障害である高次脳機能障害を有する方々が、就労を含めた社会復帰を果たすための効果的な心理学的援助方法の研究を行っています。具体的には、医学的リハビリテーションにて実施されている「認知リハビリテーション」の手法を福祉領域で実践する試みに取組んでいます。
●田村 達 教授
【専門分野】社会心理学
【研究課題】
攻撃行動、差別、偏見、ステレオタイプ
●細越 久美子 教授
【専門分野】社会心理学・文化心理学
【研究課題】
・留学経験者の異文化適応とキャリア形成(ライフコース):留学経験者の社会文化的背景とその人の人生における留学の意義や位置づけとの関連
・外国人散在地域における多文化共生に関する調査研究:在住外国人の現状とその支援に携わる日本人および地域住民との関係
・異文化間コンピテンスに関する文化比較研究
●瀧井 美緒 准教授
【専門分野】臨床心理学
【研究課題】
トラウマ・PTSDや不安,抑うつに関する研究を行っています。
現在は特に福祉や教育現場でも実施可能な予防的な介入について関心があり,「トラウマ体験者の受診相談行動の促進につながる認知的・行動的要因」や「一次予防として実施できるストレスマネジメント」,「トラウマに関するメンタルヘルスリテラシー向上を目的とした予防的心理教育」などの研究や実践を行っています。
●菊地 学 講師
【専門分野】臨床心理学・意思決定心理学
【研究課題】
意思決定に関係する研究を行っています。特に,選択肢の数とその選択に関する意思決定や,他の人の代わりに意思決定を行うこと,他者と一緒に意思決定を行うことについて関心があります。
臨床場面においても,保護者が代わりに意思決定を行ったり,教師が生徒と一緒に物事を決めたりします。こうした場面の一部を切り取ったり,単純化したりして,実験室での実験などで検討することに興味を持って取り組んでいます。
●紀司 かおり 講師
【専門分野】司法心理学・臨床心理学
【研究課題】
再犯防止に関する研究。刑務所出所者や依存症を抱える方々を対象に、認知行動療法を基にした再犯・再発防止プログラムの開発。特に、クレプトマニアを含む常習窃盗に特化した再犯防止プログラムの作成と実施。
●濤岡 優 講師
【専門分野】生涯発達心理学・親子関係
【研究課題】
親子関係やその変化に関する研究、家族のケア機能やその代替可能性に関する研究、E・H・Eriksonのライフサイクル/ジェネレイショナルサイクル、ライフヒストリー法