東亜大学大学院
総合学術研究科
「こころの問題」を扱う
プロフェッショナルの養成
入試時期
年2回(9月、2月)
募集人数
8名
出願期間
1期:2024年8月26日(月)〜9月6日(金)(必着)
2期:2025年1月14日(火)〜1月24日(金)(必着)
試験日
1期:2024年9月14日(土)
2期:2025年2月1日(土)
試験科目
・臨床心理学(外国語の試験を含む。英和辞書持込可, 電子辞書不可)
・口述試問
提出書類
研究計画書:卒論の要旨(1000字程度)と入学後の研究テーマ、内容と計画(2000字程度)
合格発表日
1期:2024年9月14日(土)
2期:2025年2月5日(水)
入試説明会
「大学院 臨床心理学専攻」オープンキャンパス
当専攻では、臨床心理学に関わる様々な理論、知識、臨床現場で必要とされる対人関係上の技能を習得し、実践に取り組みます。
臨床心理士(日本臨床心理士資格認定協会)ならびに公認心理師(国家資格)の資格取得を目指しながら、心理社会的諸問題や臨床心理士の諸活動についての研究とその方法について学び、研究することができます。
専攻の特色をはじめ、資格取得対応カリキュラムの説明や教員紹介を行いますので、大学院で臨床心理学を学んでみようと考えている方は、大学生・社会人を問わず、是非ご参加ください。
日時
第1回: 2024年8月4日(日) 10:00~12:00
第2回: 2024年10月13日(日) 10:00~12:00
※ご希望の方には、同日午後よりオンライン(Zoom)による説明会も行いますので、希望される際は3日までにその旨をご連絡ください。
研究科の概要・特色
臨床心理学専攻では、臨床心理学に関わるさまざまな理論、知識、技能を習得し、臨床場面で必要とされる対人関係上のマナーを身につけ、さらに心理臨床の現場を体験します。
並行して、心理社会的諸問題や臨床心理士や公認心理師の諸活動についての研究とその方法について学びます。
求める人材
東亜大学大学院は大学院の目的に基づいて「理論と実学を究めた高度職業人の育成」をミッションとしています。東亜大学大学院は新しい時代を担う人たちの豊かな可能性に期待をこめて、次のような人を広く求めます。
(1)志望分野における一定レベルの学力を備えていること
(2)高い志・旺盛な好奇心と不屈の努力により盛業を遂げる見込みが覗えること
(3)研究者または実践者としての自立性を志向するものであること
(4)年齢・性別を問わず、また仕事を持つ社会人も十分許容する
臨床心理学専攻
心理的支援を行う高い志を持ち、自己理解や他社理解を行うことに強い関心があり、向学心を強く持つ者を受け入れる。臨床心理現場で、公認心理師・臨床心理士として専門的な支援ができる資質を重視する。他大学卒業者、及び、社会人にも積極的に門戸を開いている。
担当教員
■教員/研究分野
●桑野 浩明 教授
【研究分野】フォーカシング、PCA、青年期の心理療法
【研究紹介】
フォーカシング、PCA(Person Centered Approach)を中心とした人間性心理学を中心に心理療法の研究を行っている。また心理療法の対象としては、青年期への心理療法をテーマとして、思春期・青年期に対する心理教育的アプローチを行うことに関心を持っている。
●桑野 裕子 教授
【研究分野】フォーカシング、子どもの心理療法
【研究紹介】
心理療法における様々な技法の1つとして、フォーカシングがある。フォーカシングとは、問題や悩みに関する身体感覚(フェルトセンス)を味わい、そこから解決策を導く方法である。しかし、問題や悩みに関するフェルトセンスを味わうが故に、苦痛を伴うことも多い。そのため、フォーカシングに負担や嫌悪を感じる人も少なくない。これらのことから当研究室では、クライエントに負担が少ない、ポジティブなフェルトセンスに関する研究を行っている。
●織田 涼 教授
【研究分野】認知心理学、社会心理学、教育心理学
【研究紹介】
高次認知プロセスにおける潜在過程と顕在過程の相互性を研究テーマとしている。たとえば創造的思考では、意識して考えていなくても新たなアイデアが突然閃くことがある一方で、懸命に考えるとかえって良い発想は生まれにくいジレンマがある。このことは、アイデア探索が 無意識下で進行して意識上に浮かびあがる一方で、思考に集中しようとする意識的な努力は無意識下の思考に妨害的に働くことを意味する。このような相互性のメカニズムを実験的なアプローチを用いて解明するとともに、感情や人格特性、精神病理との関連を検討する研究を行っている。
●具志堅 伸隆 教授
【研究分野】社会心理学,社会認知
【研究紹介】
不確実な世界における素朴な信仰心が研究テーマである。現実世界には、個人が合理的な努力を尽くしても予測や統制ができない場面が無数に存在する。そのような状況の中で、未来を信じて前向きに生きるためには、不安を吸収し、現実世界に対する統制感を維持する必要がある。信仰心は、そのために獲得されてきた心的機能の一種だと言える。当研究室では、信仰心と精神的健康や適応的行動との関連について、質問紙調査や実験法を用いた実証的な研究を行なっている。
●北田 朋子 准教授
【研究分野】臨床心理学
【研究紹介】
臨床心理学、とくに個性を表現し人とゆるやかにつながるツールとしての音・音楽・楽器の用い方とそのファシリテーションを研究テーマとし、実践研究を行っている。さらに、高齢者やひきこもり、支援者などを支援する場づくりとその醸成にも関心を持っている。
●中山 幸輝 講師
【研究分野】臨床心理学、初心者セラピストの臨床体験、遊戯療法
【研究紹介】
臨床心理学、初心者セラピストの臨床体験とその影響、初心者セラピストにとって役立つ風土や訓練について研究している。また、遊戯療法、当事者体験の記述、心理面接における工夫を考えること(セラピストも自分を知り、その自分をどのように臨床実践でつかうのか等)にも関心がある。当研究室では、学生一人ひとりの関心事を探索し、自分の臨床感覚も温めながら過ごしてもらいたい。
●藤元 慎太郎 准教授
【研究分野】臨床心理学、初心者セラピストの臨床体験、遊戯療法
【研究紹介】
臨床心理学、初心者セラピストの臨床体験とその影響について研究している。また、遊戯療法、当事者体験の記述、心理面接における工夫を考えることにも関心がある。当研究室では、学生1人ひとりの関心事を探索し、自分の臨床感覚も温めながら過ごしてもらいたい。
●姜 潤華 講師
【研究分野】エンカウンタグループ、学生相談、スクールカウンセリング
【研究紹介】
マイノリティの人々が安心して参加できるエンカウンタグループを主な研究テーマとしています。コロナ禍の体験から、オンラインのグループ、PCAGIPを実践。セクシャルマイノリティユースの居場所作り、女性のエンパワメントを目的とした心理グループ、在日コリアンの子ども達の子育てについても関心があります。
●松村 人志 客員教授
【研究分野】精神医学、神経科学、臨床心理学、薬物治療学等
【研究紹介】
精神医学、神経科学、臨床心理学、薬物治療学等の分野に関わっている。研究業績の主なものは、睡眠に関する脳機能の研究。この分野で、平成元年にBoehringer Ingelheim 第26回 ベルツ賞(Erwin von Bälz Preis 1989) 1等賞受賞。
●増井 武士 客員教授
【研究分野】臨床心理学
【研究紹介】
臨床心理学 とくに治療的面接学。メンタルヘルスマネジメント。 『どのようにすれば来談者と治療者双方の満足度が高い面接ができるか』を主な研究テーマとしています。
●村山 正治 客員教授
【研究分野】エンカウンターグループ、フォーカシング、スクールカウンセリング
【研究紹介】
臨床心理学・人間性心理学、特に、エンカウンターグループ・フォーカシング・スクールカウンセリングなどの分野で研究を活発に展開している。日本心理臨床学会賞(2002)日本人間性学会賞(2007)受賞。
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