合格体験記

東京大学大学院 教育学研究科 臨床心理学コース

選んだ理由

科学者-実践者モデルに基づいた臨床心理学を学べると感じたから

試験内容について

  • 語学:科学論などに関する英文全訳2題。見慣れない単語(心理英語ではないので)や時折とりにくい構文があった。
  • 専門:3時間の長丁場で、4題の臨床心理学に関する論述と、心理統計についての問題からなる。臨床心理学の実践に関する問題や臨床心理士教育や自閉症スペクトラムなどの受験時における旬なトピックも出る。統計がすごく難しい。

受験生へのアドバイス

統計については、重箱の隅をつつくような問題が出ます。交絡に関することや、多変量解析まで、概念的なことが問われます。下記の参考図書から結構出ます。

論述については、とにかく下山晴彦・著の本を読んで読んで読みまくることです。重要文節集などをつくって、それをもとに論述する練習をしておくといいかもしれません。キーワードは科学者-実践者モデル、場の理論(生物心理社会的モデル)、連携、協働、ケースマネジャーとしての臨床心理士、イギリス式の臨床心理士モデル、EBMとNBM、コミュニティでしょうか。あとは、産業心理学も少しかじっておくといいと思います。

参考文献

  • 過去問
  • 統計
    • 『臨床心理学を学ぶ 7 量的研究法』南風原 朝和(ここからよく出ている気がします)
    • 『よくわかる心理統計』
    • 『多変量データ解析法 心理・教育・社会系のための入門』
  • 専門
    • 臨床心理学をまなぶシリーズ(東大出版会)の『これからの臨床心理学』
    • 『コミュニティ・アプローチ』
    • 『質量研究法』
    • 『よくわかる臨床心理学』
    • 『講座 臨床心理学 臨床心理学とは何か』 
  • 下山研究室のHPに記載されている本

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東京大学大学院 教育学研究科 学校教育高度化専攻

選んだ理由

他に教育法の研究ができる大学院が見当たらなかったため。

試験内容について

語学:例年は3題から2題選んで全訳する問題だったが,今年度は2題とも必答で,200 字要約と下線部について具体例を挙げて説明する問題だった。解答欄は大問ごとに分かれていて, 2 行分しか一度に見えなかった。要約は自分でも字数を数える必要があった。

受験生へのアドバイス

英語でも今年は専門性を求められたので,受験先の先生の論文には目を通しておくと良いと思う。まず前文の内容が分かることが大事なので,英文和訳の練習をしっかりとするべきである。辞書使用可なのでまずは文法と構文を最優先に固める。英文要約の問題集または東大の赤本で要約には慣れておいた方が良い。また,本番までに画面上に表示された問題をワードに打ち込むなどしてオンライン形式に慣れることも重要。

参考文献・参考図書

  • 「英文要旨要約問題の解法」(駿台文庫)
  • 「英文和訳演習 [中級編]」(駿台文庫)
  • 「院単」
  • 「速読英単語(必修編,上級編)」
  • 「英文法解説」(江川泰一郎)
  • 「詳解 大学院への英語」
  • 「ガイドブック教育法」
  • 「教育行政と学校経営」

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