選んだ理由
- 自分の研究内容に近しい分野を専門とされている先生がいらっしゃるから。
- 総合学科であるため学際的な視野から研究及び勉学に取り組める環境が整っていたから。
試験内容について
- 英語
- 第1外国語、第2外国語に分かれていた。1言語に付き1冊の辞書が持ち込み可能。試験時間120分。
- 第1外国語の英語は和訳2問・選択4問・英訳1問、第2外国語の英語は選択4問の計11問で構成されていました。配点は和訳が最も高く、辞書の使用も可能なため、先生からいただいたアドバイスに従い、時間をかけて正確な回答ができるように心がけました。選択については過去問では5問だったのですが、配点はそのままに4問に減っていました。
- 専門
- 論述2問、活字史料の読み下しと現代語訳2問、古文書の釈文作成1問。試験時間150分。
- 日本史と西洋史の問題からいずれか1つを選択して解答します。選んだ分野の設問にはすべて解答しなければならないため、対策は入念に行う必要があります。時代は奈良~室町初期のものが多く出題されているように感じます。今回も平安時代と鎌倉時代から出題されていました。
受験生へのアドバイス
中央ゼミナールで5年分程度の過去問に取り組みましたが、定期的に出題形式が変更されている印象を受けました。特に専門の日本史はその傾向が顕著であるため、「せっかく過去問の形式に慣れたのに本番では出題形式が変わっていた」ということも起こりうると思います。一方で、毎回出題範囲は変わっていないため、受験する先生方の著書や研究内容に一度は目を通し、出題傾向を分析しておくことをおすすめします。
語学に関しては、正確に文法を把握する能力を身につけられれば、比較的短時間で文の概要が把握できるようになると思います。最後の決め手はやはり語彙力です。私は先生にアドバイスをいただいていたにもかかわらず、十分な語彙力を身につけることができませんでした。ぜひ毎日コツコツ取り組んでみてください。