合格体験記
京都大学大学院 人間・環境学研究科 共生人間学専攻
選んだ理由
自分の学びたい分野について研究・取り組みをしている先生が所属されていたため。
試験内容について
- 語学
- オリジナル問題あり。120分で大問 4 つの構成。(第1外国語Ⅰ~Ⅲ,第2外国語Ⅰ)
- 第1,第2外国語ともに英語の場合の内容は次の通り。
- 第1外国語:Ⅰ. 英文和訳 × 2 / Ⅱ. 選択問題 × 4 / Ⅲ. 和文英訳 × 1
- 第2外国語:Ⅰ. 選択問題 × 4
- 専門
- 論述試験あり
- 150 分で大問 2 ~ 5 問
- 自分の希望する研究室の研究内容に基づいた問題が出題されやすい。
受験生へのアドバイス
独自の取り組み,研究をされている研究室が多いため,広範囲の一般的な知識と言うよりも各研究室が扱う知識・知見の理解が問われやすいように感じました。希望する研究室を決めた後,そこの先生が執筆された著書を読み込むと良いと思います。
あらかじめ研究室訪問や先生とのzoom面談をしておくと,試験に向けて読むべき本等を教えてもらえることもあるため,おすすめです。
参考文献・参考図書
- 大倉得史(2011)『育てる者への発達心理学 関係発達論入門』
- 大倉得史(2008)『語り合う質的心理学』
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京都大学大学院 人間・環境学研究科 共生文明学専攻
選んだ理由
- 自分の研究内容に近しい分野を専門とされている先生がいらっしゃるから。
- 総合学科であるため学際的な視野から研究及び勉学に取り組める環境が整っていたから。
試験内容について
- 英語
- 第1外国語、第2外国語に分かれていた。1言語に付き1冊の辞書が持ち込み可能。試験時間120分。
- 第1外国語の英語は和訳2問・選択4問・英訳1問、第2外国語の英語は選択4問の計11問で構成されていました。配点は和訳が最も高く、辞書の使用も可能なため、先生からいただいたアドバイスに従い、時間をかけて正確な回答ができるように心がけました。選択については過去問では5問だったのですが、配点はそのままに4問に減っていました。
- 専門
- 論述2問、活字史料の読み下しと現代語訳2問、古文書の釈文作成1問。試験時間150分。
- 日本史と西洋史の問題からいずれか1つを選択して解答します。選んだ分野の設問にはすべて解答しなければならないため、対策は入念に行う必要があります。時代は奈良~室町初期のものが多く出題されているように感じます。今回も平安時代と鎌倉時代から出題されていました。
受験生へのアドバイス
中央ゼミナールで5年分程度の過去問に取り組みましたが、定期的に出題形式が変更されている印象を受けました。特に専門の日本史はその傾向が顕著であるため、「せっかく過去問の形式に慣れたのに本番では出題形式が変わっていた」ということも起こりうると思います。一方で、毎回出題範囲は変わっていないため、受験する先生方の著書や研究内容に一度は目を通し、出題傾向を分析しておくことをおすすめします。
語学に関しては、正確に文法を把握する能力を身につけられれば、比較的短時間で文の概要が把握できるようになると思います。最後の決め手はやはり語彙力です。私は先生にアドバイスをいただいていたにもかかわらず、十分な語彙力を身につけることができませんでした。ぜひ毎日コツコツ取り組んでみてください。
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京都大学大学院 人間・環境学研究科 芸術文化講座
選んだ理由
試験内容について
- 語学(英語と第二外国語(仏語)で受験。英語が80点、仏語が20点の計100点)
- 英語:和訳2題、長文読解1題、英訳1題。
- 仏語:和訳1題。
- 専門
受験生へのアドバイス
人文系の場合、すでに生きるすべや居場所がある社会人は、院試において歓迎される傾向があると感じた。何のために学びたいのか、人生の目的と学習分野がどうかかわっているのかを説明するといいと思う。
参考文献・参考図書
専門:授業で使用したテキストのみ。気になることはインターネットで。
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