出題形式は、100字後半~250字前後ほどの英文を全文和訳させるというもので2問出題されます。
基本的に下線部和訳というのはありません。そのため、量が多く時間配分を考慮しながら素早く内容を把握し和訳できるように練習しておいた方が良いでしょう。また、全文和訳のため、構文の的確な把握はもちろんのこと単語・熟語を知っているかどうかがポイントになってきます。そのため、単語・熟語は正確に覚え、記述できるように心がけておくことが望ましいでしょう。
内容は、西洋美術史、日本美術史、美学(史)などの基本的事項について述べたものが多いです。
英文レベルはさほど高くはなく、比較的読みやすい文章です。
西洋/日本美術史に関する基本的英語文献を入手し、目を通しておきましょう。
なるべく和訳があるものを選択し、専門用語がどのように訳されているのかをきちんと確認しておくことも必要です。
出題形式は、年によって異なるものの大体200字前後の漢文が2問出題されます。
1問目は読み下し文(漢字仮名交じり文)に改めさせるもので、2問目は現代日本語に訳させるものです。
量はそれほど多くはなく辞書(電子辞書は不可)持込可でもありますが、辞書を用いて調べることに時間を費やしすぎると記述する時間がなくなる可能性もあります。
内容は、近世までの中国や日本の画史や画論書が中心です。白文とともに読み下し文や現代語訳があるテキストを入手し、辞書を引きつつ素早く読み込み記述できるようにしておきましょう。
出題形式は10項目のうち5項目を選択させて1項目あたり400字程度で説明させるというものです。
項目として挙げられるのは、西洋美術史、日本美術史、東洋美術史、美学に関する主要概念や理念、絵画のジャンル、芸術運動、時代様式、画家(絵師)名、芸術作品名など、かなり幅広いです。そのため、まずは基本的概念や用語に関して、幅広く知識を身につけておくことが望ましいでしょう。自分の書けそうな分野をある程度特定しておき、書きやすいようなものから手をつけましょう。
原稿用紙は全て埋めることが望ましいため、かなりの量を書かなければならず時間配分には十分に配慮しておいた方が良いでしょう。