21世紀は人の移動がさらに自由になり、世界の中の日本、取り分けアジアの一員としての日本の役割がますます重視される時代であろう。そのために私たちは、年齢に関係なくより広い視野でもって異文化の理解に努めていかなければならない。この意識の高まりは、今後の教育普及活動のあり方にかかっているといえる。
私はこのニーズにいち早く目をつけた、神戸大学の成人学習論コースの先見性に魅力を感じ、編入学試験を決意した。
編入学という制度は知ってはいたが、実際にどのような試験が課されるのか、どのような受験資格がいるのかなどはいまいちよく分からなかった。そこで私は編入学と大学院入試を専門としている予備校に通うことにした。
中央ゼミナールに入学して一番よかったと思ったことは、試験日程に合わせて授業を組んでもらえたことである。
一人で勉強していたのでは、いつまでに何を終らせておかなければならないか、いつ頃から過去問題に取り組んでいかなければならないのかなど、自分の学力をみた上で進めていかなければならない学習計画は立てられなかっただろう。
客観的に実力を判断してもらう、これは入試に向けて勉強をしていく上で大変大切なことだと思う。
一人で勉強していて、なかなか成果のでない人は、専門の予備校に通うことをお勧めする。
選んだ理由
教育の分野で、特に社会の中で人がどのように環境や周りの人々と関連・反応しながら発達していくのかを、詳しく学んでみたかった。(あとは、浪人時代に全力で打ち込めなかった自分への悔いを晴らしたいという気持ちが心の奥底にあったかもしれない。)
試験内容について
受験生へのアドバイス
きっと、編入したいと思う最初の動機には、学歴コンプレックスや浪人時代(受験期)の悔しさ、現在の大学への不満など、動機として不純なものがほんの少しでもあると思います。でも、そんなの関係ないです。人に笑われようが、どう思われようが、「やる」からにはとことんやりましょう。勉強を始めれば、編入した大学で学びたいという気持ちが強くなっていきます。そして、全力でぶつかれば、結果はどうなっても必ず次の扉が開けます。つまらん動機なんて吹っ飛びます!
一生懸命だ!! そしたら、ぜったい悔いはない!!
参考図書
ミネルヴァ書房の、「よくわかる教育○○」シリーズ。