合格体験記
京都大学 教育学部
- 選んだ理由
高水準の研究環境,教育体制を備えているため。
- 試験内容について
- 英語:英文和訳の大問が 2 題
- 専門:心理学と教育学の論述
- 受験生へのアドバイス
受験は長期戦であり,自分との戦いだと思います。大変なことも多いと思いますが,その中でも小さな楽しみのようなものを見つけていくことが勉強を続ける上で大事な気がします。自分を信じて頑張ってください。
- 参考文献・参考図書
- 英語 : 英文解釈教室, 京大学術語彙データベース基本英単語1110
- 心理 : 心理学キーワード&キーパーソン事典
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京都大学 教育学部
- 中央ゼミナールで勉強してみて
自分の弱い部分を的確に指摘していただき、それを克服していくための教材を用意していただけたり、毎回の課題を与えていただけたことが嬉しかったです。苦手な部分を少しずつ克服できたことが自信となり、勉強を進めていく上でのエネルギーとなっていたように思います。また、実際に臨床心理学の領域で研究・実践を行っておられる先生方や、同じ同級生で熱心に勉強されている方々の姿を見て、「私も頑張ろう」と強く勇気づけられていました。) - 受験生へのアドバイス
私は、最後まで、合格できる自信はありませんでした。なぜ合格できたのかと考えると、試験で出題された内容について以前に考えたり、論述したりする機会があったことが大きかったのではないかと思います。自分の興味・関心の範囲に限ってではありますが、教育や心理学について本を読んでいたため、対応できた部分もありました。また、過去問のマンツーマンの授業でトン術下内容と類似した問題も出題されたため、回答することができました。倍率も高く難しいとされているため、私は、自分には無理であると、何度も諦めそうになりました。勉強していることが、どれほど自分の力になっているか測りにくいため、自信を持つことが難しいと思いますが、最後の最後まで諦めないでほしいと思います。
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京都大学 教育学部 教育心理学専攻
1.選んだ理由
臨床心理学を学ぶため
2.試験内容
3.受験生へのアドバイス
心理学全般についての基礎的な知識はもちろん必要ですが、それだけでは抽象的な質問に答えるのは難しいと思います。日頃から周りの出来事やニュースなどに対して自分なりの心理学的な捉え方を訓練しておく必要があると思います。また、心理や教育についての新聞記事や、辞典の項目を熟読することも論述に役立つと思います。
4.参考文献・参考図書
『心理学 カレッジ版』(医学書院)
『現代心理学辞典』(有斐閣)
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京都大学 教育学部
1.選んだ理由
教育学の学士を有したうえで心理学を学び、両者を体系的に繋げられる研究環境だと感じたから。
2.試験内容
- 語学:問1全訳(50点)、問2(50点)。大学院入試と出題内容・形式が同じだった。あくまでも学士を有する人のための試験であるため、他分野の出身であれ、院試を目指す受験生と同等かそれ以上の英語力が必要と感じた。
- 専門:問1well-beingについて。問2個人差について。
3.受験生へのアドバイス
英語は訳を中心に対策してください。分からない単語を減らす努力も大切ですが、“分からない単語を分からないなりに推測してうまく乗り切る力”も肝要です。
専門は第一志望系統について時間をかけて添削していただくことが一番の近道だと思います。
4.参考文献・参考図書
『心理学』(有斐閣)、『心理学』(東大出版会)など
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京都大学 教育学部 教育心理学専攻
1.選んだ理由
自分の興味のある分野(描画やイメージ)の研究をされている先生が複数名いらっしゃり,ロールプレイや観察法の授業等,実戦と研究に関する学びが深められそうだったから。
2.試験内容
- 語学:英文和訳
京都大学の編入試験では,哲学や教育学といった心理学以外のテーマの英文が出題されることもある。
訳は①なるべききれいに和訳する勉強と②辞書を用いずスピードを重視して和訳する勉強を並行させた。読みづらかった文章は何度も読み直し,なぜ読めなかったのかを考察した。そうすることで次に似たような文章に出逢った時,読解の速度と質が向上したと感じた。また基本的な文法の学び直しも行った。 - 専門:論述2題
一般教育科目は,受験者の知識だけでなく,学問や課題に対する考え方も問われるような内容であった。解答用紙は罫線が引かれているだけの紙だった。
教育学に関しては,現在の職業柄,教育に関して考える機会は多かったので,ある程度自分の意見を書くことができた。勉強法としては,近年の教育に関するキーワードから最新の教育事情を学ぶなどした。
心理学に関しては,過去に学んだベースがあったのでそれらと結び付けたり,考え方の視点を増やしたりするような勉強を行った。日頃から同じ物事を複数の視点からとらえるように心がけた。
3.受験生へのアドバイス
日常的に「どうして?」「これは何?」という疑問を,大証問わず多方面に向け,視点を柔軟に,たくさん持つことを自然とできるようになると勉強はとても面白くなります。そうすることで,あまり気負いすぎず自分のペースで続けられたので,私はこの挑戦を乗り越えられたと思っています。何事も楽しもうとするのがコツかもしれません。
4.参考文献・参考図書
大学院入試問題分析チーム編『心理英語問題集』(オクムラ書店)
公認心理師試験対策研究会編『公認心理師 完全合格テキスト』(翔泳社)
Willカレッジ大学院入試問題分析チーム編『心理学問題集・改訂版』(オクムラ書店)
広田照幸『ヒューマニティーズ 教育学』(岩波書店)
など多数。
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