傾向と対策

■大阪大学 外国語学部 3年次編入試験

■ 英語

■ 傾向と対策

毎年3題出題され、1題目が長文読解、2題目が英作文、3題目がリスニングとなっている。問題形式自体はオーソドックスなものだが、制限時間が90分で、長文読解、英作文ともに分量が多めなことから、時間配分にも注意を払う必要がある。難易度は大学にふさわしく高めといえるだろう。

長文読解は年によって分量は多少異なるが、おおよそA4で1枚くらいの長さの文章が出題されている。問題形式は、ところどころに下線が引いてあり、その部分を和訳したり、その部分についての著者の考えを説明したり、といったものである。出題される文章の内容は、語学や文学に関するものから歴史や社会問題に関するものまで様々であり、特に傾向に偏りは見られない。

対策としては、英文を正確に日本語に翻訳できるかどうかよりも、文章全体の内容をきちんと把握できているかどうかが問われているので、英語を正確に理解できる語学力はもちろん必要だが、それだけではなく、その内容や著者の考え方を自分の言葉で説明できるだけの読解力や国語力も必要とされる。従って、英語に限らず、普段からいろいろな文章を読むようにするのが良いであろう。出題される文章は基本的に説明文であるため、文学的な凝った表現が使われていたりすることはなく、比較的読みやすい文章であり、難解な語句には注が付いているため、この学部を志望するものであれば、語彙や文法などの語学力はまず問題ないであろう。ただし、制限時間と全体の分量との兼ね合いから時間的余裕はあまりないと思われるので、ざっと一読するだけで内容を把握できるよう、速読の訓練もしておくことが望ましい。

英作文に関しては、10行程度の日本語の説明文の一節を英語に直す問題が出題されている。直訳するだけでは意味が通らない部分もあるので、論旨を理解し、自分なりに読み替えて、適切な英語に直す必要がある。日本語の表現にあまりとらわれず、自然な英語で表現できるかどうかがポイントとなるであろう。対策と言うほどでもないが、日本語の文章を読み替える練習をするとともに、様々なイディオムを使いこなせるよう、表現のパターンを覚えるといった英作文の基本的な練習を怠らないようにしたい。

リスニングは英文を聞いて、その内容に関する質問に答えるという形式になっており、読解同様、細部を正確に聞き取れるかどうかよりも、文章全体の内容を理解することが求められている。

■ フランス語

■ 傾向と対策

問題数などは年によって異なっているが、大まかに分けると、長文読解、作文、文法問題の3種類の問題が出題されている。制限時間は90分だが、分量が多いので、時間の余裕はあまりないであろう。総合的には難易度は大学のレベルにふさわしいものといえるだろう。

長文読解は、全文または下線部を訳す問題が出題されている。長さは10行程度の時もあれば、A4で半分くらいの時もある。文章自体は特別難解というわけではないが、基本的な文法の理解はもちろん、それなりの語彙力も要求される。普段からフランス語の文章を読む習慣があれば、特別な対策は必要ないが、時間を節約するために、できる限り早く読めるよう、速読の練習をしておくことが望ましい。

作文は数行の日本語の文章をフランス語に訳すという問題が出題されている。分量が多めで、単純に直訳すればよいというわけでもないため、他の問題より難易度は高い。日本語の文章の論旨を読み取って、日本語の表現にこだわりすぎないよう気をつけながら、自然なフランス語で表現することが求められる。対策としては、フランス語の様々な構文を覚えて、使いこなせるようにしておく必要がある。また、独学では限界があるため、可能ならば、ネイティブとメールのやり取りをするなど、定期的にある程度の分量のフランス語を書き、他人に添削してもらう機会を作ることが望ましい。

文法問題の形式は年によって異なっており、ここ数年では、文章を指定された文法事項を用いて書き換える問題、穴埋め問題、動詞を適切な形に変える問題などが出題されている。基本的な文法を理解していれば解ける問題ばかりなので、フランス語専攻を志望する者であれば、特に問題はないであろう。ただし、時間をかけて考える余裕はないだろうから、ケアレスミスには気をつけたい。特に句を節に、あるいは逆に節を句に書き換えたり、直接話法と間接話法の書き換え、様々な代名詞の使い方などに注意しておきたい。取りこぼさないよう、確実に点数を取りたい問題である。

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