傾向と対策

■神戸大学 文学部西洋史学専修 3年次編入試験

全体の傾向

西洋史学の編入問題は、数年ごとに問題形式が変更されており、過去には論述や語句説明、英文和訳などが出題されたこともあったが、近年では、日本語の長文の文章を読み、その要旨や著者の考えを問う問題が出題されている。文章の長さはA4の問題用紙2枚から4枚くらいであり、西洋史に関するものが多いが、特に西洋史に限定されない歴史一般や歴史教育に関する著作が出題されることもある。
設問は2題で1題目が引用文の要旨を書く問題、2題目は引用文中に傍線が引かれている箇所があり、その部分について著者の考えを説明させたり、自分の考えを述べさせたりする問題が出題される傾向にある。西洋史についての知識よりも、文章の読解力や歴史上の問題や歴史学に関わる問題について自分の考えを筋道立てて述べることができるかどうか、といったことが求められている。対策が立てにくく、問題への対応にその人の得手不得手といった個人差が出やすい。
対策としては、出題される文章は極めて専門性が高いというわけではないが、文章表現が、比較的かためのものが多いので、日ごろから関心のある分野の研究書や論文を読み、慣れておくようにしたい。細かい歴史的事件の知識などは必要ないが、ある程度背景を知らないと理解しにくい記述もあり、大学の西洋史の概説の授業で扱われる程度の、大まかな西洋史の流れを把握しておく必要がある。また、高校生の歴史離れなど、現代日本の歴史学や歴史教育を取り巻く問題についての意見を問う問題が出題されることもあるので、普段からそういった問題に注意を払い、可能ならば自分なりの意見を整理しておくようにするのが望ましい。

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