金沢大学理工学域編入学試験 電子情報学類 電磁気学 傾向と対策

投稿者: | 2015 年 10 月 31 日

形式は大問2問。問1では導体についての出題で、導体内外での電界や、導体の静電容量、またコンデンサとして問われる場合はコンデンサの静電容量、静電エネルギーなどを主に問われる。誘電体を絡めた問題も出題されることがあるので、この点についての対策も必要である。問2では電流の作る磁界についての出題で、導線あるいは導体に流れる電流の作る磁界や、それによって生じる磁気エネルギー、自己インダクタンス、相互インダクタンス、アンペール力などが主に問われている。

試験対策として、大学での参考書などで主に導体についての静電界や、静磁界、電磁誘導についての基礎事項を確認してから、演習書で問題演習をすると良いだろう。問1については導体の問題、特に電荷をもつ導体内外での電界、導体の静電容量、同心球コンデンサ、誘電体を挟んだ平板コンデンサなどの問題に取り組むとよい。合わせて、誘電体についても学ぶと良いだろう。問2については電流の作る磁界についての問題、特に直線電流、円形電流の作る磁界、磁気エネルギー、円形回路間の相互インダクタンス、直線電流間にはたらく力、同軸型導体の自己インダクタンスなどの問題に取り組むと良いだろう。また、交流電流と関連した問題についても学んでおくとよい。

松本先生