筑波大学 医学部 編入試験 傾向と対策

投稿者: | 2014 年 12 月 11 日

医学科 編入学 【生物編】

[出題形式]
例年、3題の大問から構成される。各大問の問1は、単に用語の知識があるかを問う摘語挿入問題が、問2以降では、生命現象それ自体や、それが起こる理由を理解しているかを問う説明問題が、また、仮定された実験の目的や結果などを説明、考察する実験考察問題が出題されることが多い。

H26
問題1 ミトコンドリア機能 ATP産生 実験考察
問題2 微生物からの感染予防
問題3 DNA修復

H25
問題1 免疫
問題2 浸透圧 腎臓 ホルモン
問題3 代謝 遺伝子発現

H24
問題1 脱分化 リプログラミング
問題2 タンパク質 酵素 酵素反応速度
問題3 血糖調節 ホルモン

[出題範囲と出題内容]
年度によってその割合は異なるが、高校学習内容と大学初年度学習程度の内容がほぼ全範囲にわたって出題される。ただし、医学部らしく、植物や生態に関しての出題はほぼ見られず、動物における、分子、細胞、組織レベルの問題ばかりである。なので、高校生物範囲の植物や生態を除いた分野を学習した後、エッセンシャル細胞生物学などで一通り大学内容を学ぶと、効率よく、まんべんなく学習できる。基礎的な問題が多く、問題の難易度はそれほど高くないため、上述範囲の知識を正確に定着させておくことが合格の鍵となるだろう。

宮路先生